カラーレンズとJIS

メガネレンズに関する日本工業規格(JIS)のうち、JIS T7331 およびT7333 の改訂が2018

年10 月1 日付けで改訂され、10 月3 日官報に掲載されました。以下のようになります。

1. JIS 改訂項目

路上使用での規制追加

改訂前

視感透過率8%以下のレンズ:運転における使用の禁止

視感透過率75%未満のレンズ:薄暮又は夜間運転時の使用禁止

改訂後

視感透過率8%以下のレンズ:運転用又は路上での使用の禁止

視感透過率75%未満のレンズ:薄暮又は夜間時における運転用又は路上での使用の禁止

*上記の規定により、運転者だけではなく、路上歩行時おけるすべての眼鏡レンズ装用者も対象になりました。

分類表示の変更

改訂前

クリアレンズまたは無色レンズ

改訂後

クリアレンズ

*無色レンズが廃止され、クリアレンズの定義が変わり、従来のクリアレンズが無くなり、フルカラーは均一カラーレンズ、ハーフカラーはグラディエントカラーレンズになりました。

運転及び路上使用の要求事項変更

改訂前

黄色信号光に対するQ値0.8

最低透過率を要求する波長域500nm~650nm

改訂後

黄色信号光に対するQ値0.6

最低透過率を要求する波長域475nm~650nm

*運転及び路上使用の要求事項変更は、これまで運転適合だったレンズが不適合になる可能性がございますのでご注意下さい。

視感透過率8%以下のカラーレンズは少ないですが、運転だけでなく路上歩行時も使用禁止されますので、濃い色のサングラスは注意が必要です。