よくご質問いただく内容で多いのは、高いレンズは何が違うの?というご質問です。
ひとつは、レンズ素材の違いです。
レンズの薄さは、レンズ素材の屈折率によって決まりますので薄くなるほど値段が高くなる場合が多く、実際に薄型のレンズになるほど価格がやや高くなる傾向にある場合がほとんどだと思います。
もう一つは、レンズの設計による違いです。
近視、乱視、老眼などに使用される単焦点レンズでも、設計の違いにより価格は異なります。
眼鏡をお持ちの方はお聞きになられたことがあるかと思いますが、球面レンズ非球面レンズというものです。
非球面レンズには外面非球面、内面非球面、両面非球面というレンズがあります。
メガネフレームの形状により使用できるレンズが限られることもありますが、基本的には後者になるほど、様々な光学的補正がレンズに行われることでより見やすくなりますが価格が上昇します。
さらにインディヴィジュアルレンズがあります。
このレンズは、お客様一人一人にレンズの設計から合わせたオーダーメイドレンズになります。
図のように、フレームカーブとその方の度数だけでなく掛けるフレームの傾き角度や眼とレンズとの距離、眼の位置などを計測しその状態で最適化したレンズをオーダーメイドで作成するレンズです。
価格はそれなりになりますが、その価格に十分見合うだけの価値のあるレンズです。
例えば既製品のスーツと、体のサイズを測り個別に作製されるオーダーメイドスーツで着心地が違うように、同じ度数の眼鏡でも見え方に違いがあります。
特に、乱視がある方や左右で度数が違う方は、インディヴィジュアルレンズをお試しください。
その見え方に満足していただけるかと思います。
玉屋眼鏡店では、内面非球面設計のインディヴィジュアルレンズ
ニコンビューフィットINFシリーズを22,000円(税別)からご用意しています。
屈折率、コーティングやカラーなどのオプションにより価格は変わります。2020年1月現在。