乱視の方にお薦めの内面非球面レンズが、従来よりもお求めいただきやすい価格で提供できるようになりました。
内面非球面レンズは球面レンズや非球面レンズに比べ収差の補正に優れており視界域が格段に広がり、周辺部の「ぼやけ」「ゆがみ」を大幅に軽減させることが可能となります。
上の画像は球面レンズ、非球面レンズ、内面非球面レンズの収差イメージです。白い破線の内側が収差がなくすっきりとした視界、外側が「ぼやけ」「ゆがみ」を感じやすくなる範囲です。
メガネにおいてレンズサイズが小さければ球面レンズでも十分に快適な視界を得ることが可能ですが、大きめのメガネフレームなどでは内面非球面レンズのほうが快適に見える範囲が広くなります。
また乱視レンズでは縦と横で度数が異なるため、縦と横では最適なレンズ形状が異なります。
通常メガネレンズは乱視の縦横の差を裏面に付けます。
たとえばレンズの表面カーブを非球面(球面ではない)にした場合どうなるか?縦と横のいずれか片方に最適な形で作製しても、残った方には最適じゃないという事になります。
一方、内面非球面レンズではレンズ表面を一定の球面カーブで、裏面を非球面化して360度に軸を取り乱視の方向に関係なく高精度に収差を補正することが可能です。
内面非球面レンズは最近多いカーブの強いフレームに入れた場合にも力を発揮します。
非球面レンズはレンズカーブが非常にフラットになるため、加工時にレンズのカーブとフレームのカーブがうまく合わず、フレームの大幅な調整が必要になる場合がありフレームのイメージが変わってしまうことがあります。
無理に枠入れしたりネジで締め上げたりすると応力がかかり、レンズに歪みが発生したりコートが傷む要因になります。
内面非球面レンズではメガネフレームのカーブに合わせた最適なカーブを選ぶことによってレンズにかかる負担を抑えることが可能です。
なお度数によって作成できるカーブには限りがありますので、必ずレンズとフレームのカーブが一致するということではありません。
両面非球面レンズはさらに良いレンズであるように思えますが、メーカーが在庫レンズとして持っている両面非球面レンズよりも度数をメーカーに発注してから個別に作成される内面非球面レンズのほうが収差の補正に優れており快適な視界となります。
ただし両面非球面レンズの良いところはレンズの厚みが薄く仕上がることです。
両面非球面レンズでも個別に作成されるカスタムレンズは内面非球面レンズに劣ることはありません。
当店での内面非球面レンズ価格 2021年2月時点
屈折率1.60 傷に強いコート付き¥13,200(税込み)
屈折率1.67 傷に強いコート付き¥16,500(税込み)
から、ご用意しています。