事例ー遠近両用と中近両用

お客様の事例紹介です。

遠近両用と中近両用メガネの併用を提案させていただきました。

白内障術後のお客様で、遠近ともにもう少しはっきり見たいとのご希望です。

矯正値は以下の通り

両眼開放屈折検査

右 0.7×S 0.00 C-1.25 AX110 ADD2.50

左 0.9×S-0.25 C-0.50 AX65   ADD2.50

手元距離は38センチ前後

この度数にて遠方、近方ともに見えるものの仕事は細かいものを30センチから60センチの距離で作業するとのことで遠近両用メガネのみでは快適には使えないことをご説明しました。

ニコンレンズタイプ別の見え方
nikonレンズタイプ別

今回は画像のアクティブタイプとクラフトタイプの併用をおすすめし、トライアルレンズにて試していただきました。

アクティブタイプは問題なさそうでしたが、クラフトタイプは手元の作業距離がより近くなることから度数を少し修正させていただき。

 

右 S +0.50 C-1.25 AX110 ADD2.50

左 S +0.25 C-0.50 AX65   ADD2.50

単純に加入度数(老眼)を上げるのではなく仕様距離と視野、使いやすさを考慮して上記度数に決定しました。

 

遠近両用メガネはけっして万能ではなく、ご利用目的に沿ってほかのメガネと併用が大切です。

アドバイスさせていただくにはヒアリングが大切です。

お客様個々の生活や目的に合わせたメガネを作成チューニングするために、どれだけヒアリングできるかこれが作り手側の差別化になります。